児童虐待に関する相談対応件数は依然として増加傾向にあり、こどもの生命が奪われる重大な事件も後を絶たないなど、深刻な状況が続いています。
徳島県では、県内児童相談所における令和5年度の虐待相談対応件数は1181件と過去最多となっています。
こうした状況を踏まえ、こども家庭庁では毎年11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しており、美波町におきましても児童虐待防止のための広報・啓発活動に集中的に取り組んでいます。
オレンジリボンについて
オレンジリボンは、「こども虐待のない社会の実現」をめざす運動のシンボルマークです。オレンジリボンには、こども虐待の現状を広く知っていただき、こども虐待をなくしていこう、こどもを救うため、一人ひとりにできることを考え行動しよう、そして虐待を受けたこどもたちが幸福になれるように、との願いが込められています。
「しつけ」と「虐待」の違い
「しつけ」とは
こどもが社会の中で生きていくために必要な善悪や礼儀作法を教え自律に導くことです。
保護者は、こどもを一人の人間として感情や価値観を尊重し、暴力以外の方法によってしつけを行わなければなりません。
「虐待」とは
保護者がこどもに行う行為で、こどもの心や体を傷つけたり、健全な成長や発達を損なう行為をいい、体に直接危害を加える行為に限らず、こどもに対する不適切な関わり全てを含みます。
保護者がいくら一生懸命で、こどもをかわいいと思っていても、「しつけ」のつもりであったとしても、こどもにとって有害な行為であれば虐待です。
児童虐待とは
♦身体的虐待
殴る、蹴る、たたく、投げ落とす、激しく揺さぶる、家の外に閉め出す、長時間正座をさせる など
♦性的虐待
こどもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
♦ネグレクト(養育の拒否)
食事を与えない、ひどく不潔なままにする、病気やけがをしても病院に連れて行かない など
♦心理的虐待
言葉により脅かす、無視する、こどもの目の前で家族に対して暴力を振るう(面前DV) など
あれって虐待かもと思ったら
こども自らSOSを出すことはとても勇気のいることです。
通告することは、「気になることを相談すること」です。こどもへの支援の第一歩となります。気になることがあればためらわずに連絡をしてください。あなたの勇気とやさしさで救われるこどもがいます。
児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく)
※お近くの児童相談所につながります。(24時間365日通話料無料)
〔相談窓口〕
南部こども女性相談センター 0884-22-7130
美波町子ども家庭総合支援拠点 0884-77-3614
親子のための相談LINE
「親子のための相談LINE」は、子育てや親子関係について悩んだときに、こども(18歳未満)とその保護者の方などが相談できる窓口です。
〔利用方法〕
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【こども家庭庁ホームページ】
https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/