美波町は、平成18年3月31日、日和佐町と由岐町が合併して、誕生しました。
日和佐町と由岐町は昔から上灘と呼ばれており、徳島県の南東部に位置しています。北は阿南市、那賀町、西は牟岐町、海陽町に接し、南東は太平洋に望み、暖かい黒潮の良好な漁場を有しています。海岸部は、海亀が産卵をする砂浜、陸けい島、離島、海食崖、海食窪、海食洞、多様な岩礁など、非常に変化に富んだ海岸線となっており、多くは「室戸阿南海岸国定公園」に指定され、風光明媚なリアス式海岸となっています。
産業は古くから漁業が中心であり、漁具・漁法が発達し、延縄や定置網、和船の建造などが工夫されてきました。
総面積は140.74平方キロメートル、人口は、6,602人(令和2年2月末現在、住民基本台帳調査値)です。
太平洋気候区域にあり、年間の降雨量は約3,000ミリという日本の最多雨地域です。沿岸では平均気温が約16度になり、真冬でも海水温が10度以下に下がることはなく、冬でも暖かな気候です。海岸部や離島には亜熱帯植物が分布しています。
美波町の地勢
徳島県の南東部に位置する由岐地区(旧由岐町)は、南東は太平洋に臨み、東は紀伊水道を隔てて和歌山と対面し、北は山をもって阿南市と旧日和佐町に接し ています。東西の長さは13.6キロメートル、南北は1.7キロメートル、総面積は23.16平方キロメートルで、海岸線に細長く面しています。平坦地は少なく、ほとんどが山地で す。
日和佐地区(旧日和佐町)はおおむね北から西は海部山脈を背にし、東から南は、太平洋に面し、大きく開けています。耕地は日和佐川・赤松川・北河内谷川・奥潟川などの流域に沿って帯状に点在し、日和佐川河口には臨海平地が開け、市街地を構成し、地方港の指定を受けた良港"日和佐港"を備え、町の中心部をなしています。海岸線は、風光明媚なリアス式海岸で千羽海崖やアカウミガメの産卵地大浜海岸などを有し、室戸阿南海岸国定公園の中心に位置しています。
合併の経過
- 明治22年10月 1日 町村制施行 日和佐村,赤河内村,三岐田村,阿部村となる
- 明治40年11月 1日 町制施行 日和佐村を日和佐町と改める
- 大正11年4月17日 町制施行 三岐田村を三岐田町と改める
- 昭和30年 2月11日 町村合併 三岐田町・阿部村を合併,由岐町となる
- 昭和31年 9月30日 町村合併 赤河内村・日和佐町を合併,赤河内町となる
- 昭和31年 9月30日 町名変更 赤河内町を町名変更,日和佐町となる
- 平成18年3月31日 町村合併 由岐町・日和佐町を合併,美波町となる
美波町へのアクセス
- 車でお越しの方
徳島市中心部から国道55号線で約1時間10分 - 電車でお越しの方
徳島駅からJR牟岐線 特急で約60分 - 高速バスでお越しの方
大阪駅前から約3時間40分
南海なんばから約4時間